G'day mate! どうもAkiです!
以前、こちらの記事でオーストラリアに滞在する際に必要なビザの代表例について紹介しました。
今回は、そこで紹介しなかったが、みなさんが将来オーストラリアに長期滞在する際に申請が必要になるかもしれない、少し変わったブリッジングビザについて紹介します。
ブリッジングビザってなに？
ブリッジングビザとは、ブリッジ（Bridge）の時からもわかるように、現在持っているビザと次に取得するビザの繋ぐ「橋（ブリッジ）」の役割をしてくれるビザのことを言います。
しかし、このビザは正規のビザ(Substantial Visa)とは異なり、あくまでも次のビザを取るまでの仮のビザのことを言います。このビザの存在は我々にとっては非常にありがたいですが、この聞きなれないコンセプトのせいで、困惑する人も少なくないみたいです。
それではブリッジングビザについて詳しく見ていきましょう！
ブリッジングビザはAとBの２種類ある
まず初めに、ブリッジングビザには、ブリッジングビザAとブリッジングビザBの２種類があり、申請者の目的と保有ビザの状況によって必要なビザの種類が異なります。
その主な違いは、
- ブリッジングビザA ：ブリッジングビザ保有期間に原則オーストラリア国外に出国できない
- ブリッジングビザB ：ブリッジングビザ保有期間にオーストラリア国外に出国できる
ブリッジングビザA
ブリッジングビザAとは、現在保持しているビザの有効期限内にオーストラリアで新しいビザが申請されており、現在保持のビザ有効期限内に新しいビザが発行されない場合に間をつなぐために発行されるビザ。
こちらは、特別な申請は必要ないので、下記の条件を満たしてさえいれば、現在保持のビザの有効期限が切れると同時に、このビザが発行されます。
その証拠に、下記の通り新しいビザを申請後、政府からブリッジングビザに関する書類が送られ、現在保持のビザが切れるまでは、「Not Active」と表示されています。
条件
主な条件は以下の通りです。
- 現在保持のビザがSubstantial Visa であること
- 現在保持のビザがNo Further Stay条件が無いこと
- 新たに申請するビザがオーストラリア国内で申請可能なこと
- 新たに申請するビザが現在の保持のビザで申請できること
- ブリッジングビザAの期間は原則としてオーストラリア国外に出国できない
対象者
それでは、具体的にどのような人がこのビザの対象なのか僕の例を元に紹介します。
僕は2024年の3月中旬に有効期限が切れる学生ビザを持っており、その期限が切れる前（2月）に卒業ビザを申請しました。残念ながら、学生ビザが切れる前に卒業生ビザが発行されなかったため、学生ビザが切れた翌日から自動的にブリッジングビザAが有効になりました。
ブリッジングビザB
ブリッジングビザBとは、ブリッジングビザAの保有中に、オーストラリア国外に出国が必要な場合に申請するビザ。このビザを申請する際に、オーストラリアを出国する正当な理由が必要になります。
条件
主な条件は以下の通りです。
- すでにブリッジングビザAを保持している
- オーストラリア国外に出国しないといけない正当な理由がある
対象者
それでは、具体的にどんな人がこのビザの対象なのか、僕の友達の例を元に紹介します。
A君の場合
オーストラリアの大学を卒業後、オーストラリアで就職するまでの間、休暇のため自国に帰省を計画していました。そのために、ブリッジングビザAではなく、Bが必要となり申請をしました。
S君の場合
オーストラリアの大学を卒業後、直ちにオーストラリアで就職する予定でしたが、親族に不幸があり自国に帰省する必要がありました。そのため、本来はブリッジングビザAのみでよかったS君ですが、急遽Bが必要となり申請に至ったそうです。
最後に
上記の内容は2024年3月現在のビザ状況に則ったものですが、ビザの内容や申請条件などは高頻度で変更されるため、エージェントやオーストラリアの移民局のホームページなどで十分な確認することをお勧めします。
参考までに、オーストラリア内務省ホームページ
それでは、Have a good day!
